ウサギが便をしない・食べないとき、消化管うっ滞の応急対処法
ウサギは草食動物という特性上、腸が一日中休みなく動き続ける必要がある構造をしています。ストレス・痛み・脱水・食物繊維不足などにより腸の動きが遅くなったり止まったりする状態を消化管うっ滞(GI stasis)と呼び、数時間から半日ほどで急激に悪化することがある、ウサギの代表的な緊急疾患です。
なぜ危険なのか
腸の動きが止まると、その中にガスがたまり、細菌が異常に増殖します。お腹が痛くなるためさらに食べなくなり、食べないことで腸がさらに動かなくなるという悪循環に陥りやすくなります。放置すると敗血症や肝機能低下につながることがあり、他の種よりもはるかに時間の猶予が少ない緊急事態として捉える必要があります。
確認すべきこと
- 最後に排便した時間、便のサイズが普段より小さくなっていないか、または全くないか
- 牧草・ペレットを口にするだけで食べていないか、まったく関心を示していないか
- お腹を軽く触ったときに硬い、またはガスがたまっている感じがないか
- 歯ぎしりの音(痛みのサイン)、うずくまったまま動かない姿勢
病院に連絡する前、自宅でできること
以下は病院への移動を準備する間の一時的な処置であり、治療ではありません。症状が確認できたら、まず病院に連絡してください。
- 新鮮な牧草と水を常にそばに置く: 無理に食べさせず、自分から食べられる状態かを見守ってください。
- お腹を優しく円を描くようにマッサージする: 強く押さず、ごく軽く行い、嫌がる様子を見せたらすぐにやめてください。
- 軽い運動を促す: 安全な空間で自分から動けるようにすると、腸の動きの助けになることがあります。
動物病院に行くべき場合
6〜8時間以上排便がない、またはまったく食べない場合は、すぐに病院に連絡してください。ウサギは「様子を見て明日行く」が通用しない動物です。特殊動物(ウサギ)の診療が可能な病院かどうか事前に確認しておくと、貴重な時間を無駄にせずに済みます。
今のうちの子の状態が気になったら、写真で3秒チェックしてみましょう。
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